📌 この記事でわかること
- 水栓の水が四方に飛び散る原因は「泡沫器」かもしれないということ
- 旧MYM(現KVK)水栓の部品型番の調べ方——出発点は本体の銀色シール
- 実際に交換した泡沫器「KP1880」と、かかった費用749円
- 泡沫器が固着して外れないときの外し方と、壊していい部品・守る部品の見分け方
- 業者を呼ぶ前に、自分で確認できること
18年使ってきたキッチンの水栓。レバーを上げると水がまっすぐ落ちず、四方に飛び散るようになりました。「そろそろ買い替えかな」と思ったのですが、原因は吐水口の中にある泡沫器(ほうまつき)という小さな部品の劣化でした。
取扱説明書を頼りに本体の品番を確認し、メーカーの分解図から部品を特定。Amazonで749円の純正部品を購入して交換しました。
……が、ここで大苦戦。18年分の水アカで固着した泡沫器が、どうしても外れません。最終的にはゴムハンマーで叩き割るという、心臓に悪い作業になりました。
部品の型番の調べ方から、固着したときの対処まで、まるごと記録しています。
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夫婦共働きで25年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。
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最近キッチンの水栓を開けると、水が四方に飛び散るんだよね。そろそろ買い替えかな

ちょっと待つにゃ。もしかしたら部品買ったら直せたりしにゃいかにゃ

でも18年使ってるよ?さすがに寿命じゃない?業者さんに来てもらうと、いくらくらいかかるんだろう

出張費だけで数千円、水栓ごと交換なら数万円コースにゃ。……その前に、まずは取扱説明書を見てみるにゃ!
18年目の水栓、水が四方に飛び散るようになった
浴室、玄関タイル、漆喰、ウッドデッキ家具……と少しずつ家を手入れしてきた「リフォーム記録」シリーズも、今回で第6弾。
今回の舞台はキッチンの水栓です。
わが家の水栓は、家を建てたときからのもの。気がつけば18年が経ちました。
半年ほど前から、レバーを上げると水がまっすぐ落ちず、放射状に散るようになりました。シンクの縁も、壁も、そして洗い物をしている私のシャツの前も水だらけ。地味に、しかし確実にストレスです。
最初は「水圧のせいかな」と思っていたのですが、どうやらそうではないようでした。
取扱説明書に「ストレーナ・整流網・整流器の清掃」と書いてあった
まずは取扱説明書を引っぱり出しました。
18年前の紙が残っていたのは、我ながらよく保管していたと思います。メーカーはMYM。現在はKVKが事業を引き継いでいるメーカーです。


12ページに「日頃のお手入れと点検」というページがあり、そこにストレーナ・整流網・整流器の清掃という項目がありました。
ゴミや水アカが詰まると、吐水量が減ったり、吐水が乱れたり、水切れが悪くなったりする——と書かれています。
まさに、これです。
わが家の水栓は「泡沫タイプ」。説明書によると、吐水口金具を左に回して外し、中の泡沫金具を水洗いするだけでいいとのこと。
なんだ、掃除で直るのか。そう思って、さっそく外してみることにしました。
外してみたら、フィルターが崩壊していました
吐水口金具は、手で回すとすんなり外れました。工具はいりません。
中をのぞいてみると——

フィルター(網の部分)が、半分以上なくなっていました。

これは掃除でどうこうなるレベルじゃないにゃ……
18年分の水アカがこびりついているのは想定内でしたが、まさか劣化して欠けてしまっているとは。
この網が水流を細かく分けて、やわらかい水にしてくれていたわけです。それが半分なくなっていれば、水が暴れるのも当然でした。
ということで、掃除ではなく部品交換が必要だと判明しました。
部品の型番を調べる|出発点は本体の「銀色のシール」
ここからが、今回いちばん時間のかかった工程です。
まず、水栓本体の品番を確認する
旧MYMの水栓は、本体に貼られた銀色のロットシールの品番で製品を識別します。取扱説明書の表紙にも、同じシールが貼ってありました。
わが家のものは FA238-012。FA200シリーズのシングルレバー混合水栓でした。

ここ、地味ですがとても大事なポイントでした。
カタログに載っている「FA238」という品番ではなく、末尾に枝番のついたシールの品番が正解です。旧MYMの部品は、よく似た品番でも互換性がないことがあるからです。
KVKの分解図で部品を特定する
KVKの商品サポートサイトには、旧MYM製品の分解図が公開されています。
ここから該当する部品をたどっていき、泡沫器の品番が KP1880 であることが分かりました。
樹脂製(グレー)の、吐水口金具の中にすっぽり収まっている部品です。
購入はAmazonで、749円
メーカー純正部品ですが、Amazonでも購入できました。
税込749円。
水栓ごと交換すれば数万円コースですから、まずこちらを試さない手はありません。

泡沫器だけじゃなくて、中にあるOリングも劣化している場合は、一緒に購入した方がいいにゃ!
旧MYM製品は、よく似た品番でも部品に互換性がないことがあります。分解図を見ても判断がつかないときは、本体の銀色シールの品番を控えて、メーカーに直接聞くのが確実です。
KVKお客様ご相談センター 0570-099-552(平日9:00〜12:00/13:00〜17:00)
電話の前に吐水口金具を外しておくと、部品の形状を聞かれたときにすぐ答えられて話が早く済みます。
まさかの大苦戦|泡沫器が吐水口金具から外れない
部品が届いたので、いよいよ交換です。
……と思ったら、ここで思いがけず立ち往生しました。
掃除のときはポロッと外れた泡沫器が、なぜかガッチリはまり込んで動かないのです。
指でつまんでも、逆さにして振ってもビクともしません。一度外して洗ったことで水アカが乾き、接着剤のように固まってしまったのだと思います。

使った道具を順番に並べると、こうなります。
- ラジオペンチ……つまんで引っぱる。びくともしない
- ニッパー……樹脂の縁を少しずつ削る。じわじわ進むが決定打にならない
- ゴム製ハンマー……最終手段
ゴムハンマーを手に取ったとき、正直かなり迷いました。

この部品、壊しても大丈夫かにゃ💦…ええ~いままよ、やってしまえ!
結果として、泡沫器を破壊して取り除くという形になりました。



結構思いきったね……!金属部分が破損しなくてよかったよ

最初はドキドキしてたけど、途中はうぉりゃーとか言いながら結構楽しく壊してたにゃ。金属部分破損しなくてよかったにゃ…
最初は「これ、本当に壊していいの? 吐水口金具まで割れたらどうしよう」と、心臓バクバクしてましたが、冷静に考えれば、泡沫器はこれから新品に交換する部品。壊してまったく問題ないのです。守らなければいけないのは、外側の吐水口金具のほうでした。

金具は丈夫だったので、特にゆがみもなくねじ山も無事でした。口周りの水垢の方が気になりました(笑)
「中身は壊してOK、外側の金具は守る」——この線引きさえ決めてしまえば、迷わず進められます
力を加えるときは、金属を傷つけないゴム製ハンマーを使うこと。金属ハンマーやマイナスドライバーでこじると、吐水口金具のほうを傷めてしまいます。
取り付けは動画のとおり、あっさり完了
ここまでくれば、あとは新しい泡沫器を入れて吐水口金具を締めるだけです。
実際に金具を取り外した時と、泡沫器を取り付けた時を動画でまとめたのでご参考ください。
※この時は、苦労して外した古い泡沫器ではなく、新しい泡沫器で取り外ししているので、すんなり外れてます。
パッキン(Oリング) → 泡沫器 → 吐水口金具の順に収めて、吐水パイプにねじ込みます。工具は不要、手で締めるだけです。
あれだけ苦労した取り外しがウソのように、取り付けは1分で終わりました。
そして、水を出してみると——

まっすぐ、やわらかく落ちる水。18年ぶりの、本来の姿です。

おお、飛び散らない。買い替えなくてよかったね

数万円が749円になったにゃ!
まとめ|「水が飛び散る=水栓の寿命」とは限らない
今回、18年使ったキッチン水栓の泡沫器を交換しました。
| 症状 | 吐水が四方に飛び散る |
| 原因 | 泡沫器のフィルター劣化・破損 |
| 対象水栓 | 旧MYM(現KVK)FA238-012/FA200シリーズ |
| 交換部品 | KP1880(泡沫器) |
| 費用 | 749円(税込) |
| 作業時間 | 約1時間(固着との格闘を含む) |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
今回やってみて分かったことは、次の4つです。
- 水が飛び散る=寿命、とは限らない。数百円の部品が原因のことがある
- 取扱説明書は捨てずに取っておく。品番シールもお手入れ方法も、ここに全部あった
- 型番は「銀色のロットシール」から調べる。カタログ品番では部品が合わないことがある
- 固着したら、壊していいものを見極める。交換する部品なら、壊してかまわない:自論(笑)
業者さんに頼めば、出張費だけで数千円。水栓ごと交換すれば数万円です。
もちろん、本体から水漏れしているような場合は、迷わずプロにお願いすべきだと思います。でも「水の出かたがおかしい」というだけなら、吐水口の中をのぞいてみる価値は十分にあります。
手で回すだけで外れて、中を見るのに費用はかかりません。
18年ものの水栓には、まだもう少し頑張ってもらえそうです。同じ症状で「買い替えかな」と迷っている方の参考になればうれしいです!
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