業者を呼ぶ前に749円で直った|水栓の泡沫器交換、型番の調べ方と固着して外れなかった話【リフォーム記録⑥】

キッチンの水栓交換(リフォーム記事⑥) 家づくり
キッチンの水栓を交換しているところ

📌 この記事でわかること

  • 水栓の水が四方に飛び散る原因は「泡沫器」かもしれないということ
  • 旧MYM(現KVK)水栓の部品型番の調べ方——出発点は本体の銀色シール
  • 実際に交換した泡沫器「KP1880」と、かかった費用749円
  • 泡沫器が固着して外れないときの外し方と、壊していい部品・守る部品の見分け方
  • 業者を呼ぶ前に、自分で確認できること
この記事の概要

18年使ってきたキッチンの水栓。レバーを上げると水がまっすぐ落ちず、四方に飛び散るようになりました。「そろそろ買い替えかな」と思ったのですが、原因は吐水口の中にある泡沫器(ほうまつき)という小さな部品の劣化でした。
取扱説明書を頼りに本体の品番を確認し、メーカーの分解図から部品を特定。Amazonで749円の純正部品を購入して交換しました。
……が、ここで大苦戦。18年分の水アカで固着した泡沫器が、どうしても外れません。最終的にはゴムハンマーで叩き割るという、心臓に悪い作業になりました。
部品の型番の調べ方から、固着したときの対処まで、まるごと記録しています。

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。

夫婦共働きで25年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。

このブログは、アラフィフ共働き夫婦「にゃくわ」と「おっと」が、暮らしの中で出会った「困った!」の解決方法と、家族の記録を綴っています。

おっと
おっと

最近キッチンの水栓を開けると、水が四方に飛び散るんだよね。そろそろ買い替えかな

にゃくわ
にゃくわ

ちょっと待つにゃ。もしかしたら部品買ったら直せたりしにゃいかにゃ

おっと
おっと

でも18年使ってるよ?さすがに寿命じゃない?業者さんに来てもらうと、いくらくらいかかるんだろう

にゃくわ
にゃくわ

出張費だけで数千円、水栓ごと交換なら数万円コースにゃ。……その前に、まずは取扱説明書を見てみるにゃ!

18年目の水栓、水が四方に飛び散るようになった

浴室、玄関タイル、漆喰、ウッドデッキ家具……と少しずつ家を手入れしてきた「リフォーム記録」シリーズも、今回で第6弾。

今回の舞台はキッチンの水栓です。

わが家の水栓は、家を建てたときからのもの。気がつけば18年が経ちました。
半年ほど前から、レバーを上げると水がまっすぐ落ちず、放射状に散るようになりました。シンクの縁も、壁も、そして洗い物をしている私のシャツの前も水だらけ。地味に、しかし確実にストレスです。

最初は「水圧のせいかな」と思っていたのですが、どうやらそうではないようでした。

取扱説明書に「ストレーナ・整流網・整流器の清掃」と書いてあった

まずは取扱説明書を引っぱり出しました。

18年前の紙が残っていたのは、我ながらよく保管していたと思います。メーカーはMYM。現在はKVKが事業を引き継いでいるメーカーです。

12ページに「日頃のお手入れと点検」というページがあり、そこにストレーナ・整流網・整流器の清掃という項目がありました。

ゴミや水アカが詰まると、吐水量が減ったり、吐水が乱れたり、水切れが悪くなったりする——と書かれています。

まさに、これです。

わが家の水栓は「泡沫タイプ」。説明書によると、吐水口金具を左に回して外し、中の泡沫金具を水洗いするだけでいいとのこと。

なんだ、掃除で直るのか。そう思って、さっそく外してみることにしました。

外してみたら、フィルターが崩壊していました

吐水口金具は、手で回すとすんなり外れました。工具はいりません。

中をのぞいてみると——

フィルター(網の部分)が、半分以上なくなっていました。

にゃくわ
にゃくわ

これは掃除でどうこうなるレベルじゃないにゃ……

18年分の水アカがこびりついているのは想定内でしたが、まさか劣化して欠けてしまっているとは。

この網が水流を細かく分けて、やわらかい水にしてくれていたわけです。それが半分なくなっていれば、水が暴れるのも当然でした。

ということで、掃除ではなく部品交換が必要だと判明しました。

部品の型番を調べる|出発点は本体の「銀色のシール」

ここからが、今回いちばん時間のかかった工程です。

まず、水栓本体の品番を確認する

旧MYMの水栓は、本体に貼られた銀色のロットシールの品番で製品を識別します。取扱説明書の表紙にも、同じシールが貼ってありました。

わが家のものは FA238-012。FA200シリーズのシングルレバー混合水栓でした。

ここ、地味ですがとても大事なポイントでした。

カタログに載っている「FA238」という品番ではなく、末尾に枝番のついたシールの品番が正解です。旧MYMの部品は、よく似た品番でも互換性がないことがあるからです。

KVKの分解図で部品を特定する

KVKの商品サポートサイトには、旧MYM製品の分解図が公開されています。

▶ KVK 商品サポートサイト|FA200シリーズ

ここから該当する部品をたどっていき、泡沫器の品番が KP1880 であることが分かりました。

樹脂製(グレー)の、吐水口金具の中にすっぽり収まっている部品です。

購入はAmazonで、749円

メーカー純正部品ですが、Amazonでも購入できました。

Amazon | KVK 【KP1880】 旧MYM 泡沫器 | キッチン水栓用パーツ
KVK 【KP1880】 旧MYM 泡沫器がキッチン水栓用パーツストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

税込749円。

水栓ごと交換すれば数万円コースですから、まずこちらを試さない手はありません。

にゃくわ
にゃくわ

泡沫器だけじゃなくて、中にあるOリングも劣化している場合は、一緒に購入した方がいいにゃ!

注意点

旧MYM製品は、よく似た品番でも部品に互換性がないことがあります。分解図を見ても判断がつかないときは、本体の銀色シールの品番を控えて、メーカーに直接聞くのが確実です。
KVKお客様ご相談センター 0570-099-552(平日9:00〜12:00/13:00〜17:00)
電話の前に吐水口金具を外しておくと、部品の形状を聞かれたときにすぐ答えられて話が早く済みます。

まさかの大苦戦|泡沫器が吐水口金具から外れない

部品が届いたので、いよいよ交換です。

……と思ったら、ここで思いがけず立ち往生しました。

掃除のときはポロッと外れた泡沫器が、なぜかガッチリはまり込んで動かないのです。

指でつまんでも、逆さにして振ってもビクともしません。一度外して洗ったことで水アカが乾き、接着剤のように固まってしまったのだと思います。

ラジオペンチで引っ張っているところ
ラジオペンチで引っ張っているところ

使った道具を順番に並べると、こうなります。

  • ラジオペンチ……つまんで引っぱる。びくともしない
  • ニッパー……樹脂の縁を少しずつ削る。じわじわ進むが決定打にならない
  • ゴム製ハンマー……最終手段

ゴムハンマーを手に取ったとき、正直かなり迷いました。

にゃくわ
にゃくわ

この部品、壊しても大丈夫かにゃ💦…ええ~いままよ、やってしまえ!

結果として、泡沫器を破壊して取り除くという形になりました。

おっと
おっと

結構思いきったね……!金属部分が破損しなくてよかったよ

にゃくわ
にゃくわ

最初はドキドキしてたけど、途中はうぉりゃーとか言いながら結構楽しく壊してたにゃ。金属部分破損しなくてよかったにゃ…

最初は「これ、本当に壊していいの? 吐水口金具まで割れたらどうしよう」と、心臓バクバクしてましたが、冷静に考えれば、泡沫器はこれから新品に交換する部品。壊してまったく問題ないのです。守らなければいけないのは、外側の吐水口金具のほうでした。

中身を取り除いた吐水口金具
中身を取り除いた吐水口金具

金具は丈夫だったので、特にゆがみもなくねじ山も無事でした。口周りの水垢の方が気になりました(笑)

固着して外れないときのポイント

「中身は壊してOK、外側の金具は守る」——この線引きさえ決めてしまえば、迷わず進められます
力を加えるときは、金属を傷つけないゴム製ハンマーを使うこと。金属ハンマーやマイナスドライバーでこじると、吐水口金具のほうを傷めてしまいます。

取り付けは動画のとおり、あっさり完了

ここまでくれば、あとは新しい泡沫器を入れて吐水口金具を締めるだけです。

実際に金具を取り外した時と、泡沫器を取り付けた時を動画でまとめたのでご参考ください。
※この時は、苦労して外した古い泡沫器ではなく、新しい泡沫器で取り外ししているので、すんなり外れてます。

初心者🔰DIY〜水栓の吐水口修理〜

パッキン(Oリング) → 泡沫器 → 吐水口金具の順に収めて、吐水パイプにねじ込みます。工具は不要、手で締めるだけです。

あれだけ苦労した取り外しがウソのように、取り付けは1分で終わりました。

そして、水を出してみると——

まっすぐ、やわらかく落ちる水。18年ぶりの、本来の姿です。

おっと
おっと

おお、飛び散らない。買い替えなくてよかったね

にゃくわ
にゃくわ

数万円が749円になったにゃ!

まとめ|「水が飛び散る=水栓の寿命」とは限らない

今回、18年使ったキッチン水栓の泡沫器を交換しました。

症状吐水が四方に飛び散る
原因泡沫器のフィルター劣化・破損
対象水栓旧MYM(現KVK)FA238-012/FA200シリーズ
交換部品KP1880(泡沫器)
費用749円(税込)
作業時間約1時間(固着との格闘を含む)
難易度★★☆☆☆

今回やってみて分かったことは、次の4つです。

  • 水が飛び散る=寿命、とは限らない。数百円の部品が原因のことがある
  • 取扱説明書は捨てずに取っておく。品番シールもお手入れ方法も、ここに全部あった
  • 型番は「銀色のロットシール」から調べる。カタログ品番では部品が合わないことがある
  • 固着したら、壊していいものを見極める。交換する部品なら、壊してかまわない:自論(笑)

業者さんに頼めば、出張費だけで数千円。水栓ごと交換すれば数万円です。

もちろん、本体から水漏れしているような場合は、迷わずプロにお願いすべきだと思います。でも「水の出かたがおかしい」というだけなら、吐水口の中をのぞいてみる価値は十分にあります。

手で回すだけで外れて、中を見るのに費用はかかりません。

18年ものの水栓には、まだもう少し頑張ってもらえそうです。同じ症状で「買い替えかな」と迷っている方の参考になればうれしいです!

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