私自身について

privacy policy 働くということ

はじめまして。とみぃずのつま、なくわと申します。

就職率では超氷河期と呼ばれていたミレニアムの年に某企業になんとか就職し、
結婚・出産・育児をしながら17年間働き続けた、一昔前のワーママです。

地方の片田舎で生まれ、幼少期は田畑を駆け回り、木に登り、野辺の草や実を拾って食べ、
おおらかに育ちましたが、両親の転勤に伴い関東圏に転居。
小・中・高・大と一連の流れを経て、某商社に入社しました。
※入社の経緯については後述します。

そんなふつ~な人生を送ってきた自分が、働きながら子育てをした際にぶち当たった壁、
人生におけるさまざまな選択肢の中で思ってきたこと、について
つらつらと書いていこうと思います。

簡単に、私自身の入社までの経緯を紹介します。
ご興味ない人はスルーしてください。

私が会社に就職したころは、男女雇用機会均等法の改正だの、女性の労働力率のM字カーブの是正だの、とにかく女性も男の人と同じように働いてもいいんだよ、と世間では声高に言われ始めた時代。
しかし、一部の企業を除いて社内制度が追いついておらず、もれなく私が就職した企業も
基本的に女性は 
結婚 → 退職 するか、 妊娠 → 退職 するか のどっちかでした。

にゃくわ
にゃくわ

にゃんと、結婚したときの書類にも、結婚日の隣に退職日を書く欄が

あったんだにゃ!

私が就職した会社は、商品の販売、輸出入を行う商社でしたが、
採用形態も、一般職と総合職という2種類の形態があって、
一般職は、社員ではあるけれど、転勤なし、昇進なし、ベアによる昇給のみ でした。
(今の限定正社員に似ているかもしれません)
ちなみに当時役職持ちだった女性は、300名前後の従業員中(うち女性50名程度)、        知る限りでは3名で、30代後半かつ全員独身でした。                       役職といっても課長程度が上限で、幹部には一人もいません。

そんな中で、女性の総合職(新卒採用女性14名中の3名)として就職できた私は、
当時、結婚した女性社員が採用形態問わずにどんどん辞めていく中、

  • 結婚しました ←(辞めないの?)→辞めません
  • 妊娠しました ←(辞めないの?)→辞めません
  • 出産しました ←(辞めないの?)→辞めません
  • 育児中です  ←(呼び出しあるでしょ?)→保育園や家族の協力もあるので、辞めません
  • 妊娠しました ←(めっちゃ具合悪そうだけど?)→有休使いますが、辞めません
  • 出産しました ←(2人の育児大変じゃない?子供、可哀そうじゃない?)               →保育園や家族の協力もあるので、辞めません
  • 育児中です  ←(仕事成果出せないよね?)→自宅でも仕事します、成果出します
  • 時短、フレックス利用します ←(昇進とか考えてないよね?)                              →正当に評価されたいです、TOEIC受けます                         
にゃくわ
にゃくわ

と、まぁことごとく周囲の声をスルーして会社に居座った、

あえて空気読まない系の社員だったってことだにゃ。

そのまま17年経過して、女性の職場活躍なんかが世間で話題になったころ、
新しい社長が就任したので、
「リモート勤務とか、女性活用とかをどのようにお考えですか」
と直接質問ぶっつけてみたところ、
「考えていない」
と言われ、めっちゃ頑張ってきたけど、あ~この会社は体質的にダメなんだ、と本能的に悟り、   会社を辞めました。
※その数年後、COVID-19の波が押し寄せて、やっぱり思ったとおりじゃん と思いましたが。

その後、在職中に取得した資格を元に、保育士として全く別の業界で働き始め、
3年働いたのち、COVID-19の波かつ、自分のやりたいことのために退職しました。
1社目と2社目の企業風土の違い、なんてのもここで書けたらいいな、とも思ってます。

(補足)
この話をするにあたって、超・超氷河期ってどのくらいだったんかいなと
調べてみたところ、こんな感じでした。(赤丸部分)
※こう見ると、東日本大震災直後も厳しかったんですね。

          就職(内定)率の推移(大学)

(注)内定率とは、就職希望者に占める内定取得者の割合。各大学等において、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、
性別、就職希望の有無、内定状況等につき調査。全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から、設置者・地域の別等を考慮して
抽出した112校についての調査。調査校の内訳は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、  短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校。
調査対象人員は、6,250人(大学、短期大学、高等専門学校併せて5,690人、専修学校560人)。  (以上2014年度の数字)。
(資料)厚生労働省・文部科学省「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」

当時はインターネットも導入している企業もまばらだったので、
電話みたいな分厚い就職情報誌にハガキがついていて、それをひたすら送るのが一次審査でした。
50社分くらいひたすら書いて、1~2社から返事が来たらいい方だったかな。
私は当時、理系学部卒のリケジョだったんですが、それでも返事が来たのは1社くらいでした。

就職活動を始めたのが大学3年生の2月からで、一社も内定をもらわないまま8月、
さすがに焦り始めた時に、大学の先輩の紹介から入ったのが一社目の某企業だった、のです。

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