40代後半、外陰部のかゆみ・乾燥・尿漏れといった更年期の不調に悩んだ私が、思い切って「膣HIFU」治療にチャレンジ!施術の流れや痛み、費用、そして本当に効果があったのか…?気になるリアル体験を赤裸々にレポートします。更年期シリーズ、第3弾です。
夫婦共働きで20年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。
私が40代半ばを過ぎてから現在進行形で私を悩ませている「更年期」の症状について、連載形式で紹介しています。
今回は第3回目、膣HIFUを受けてみた時の体験談です。


「かゆい、乾く、でも異常なし」。
外陰部の違和感が気になり始めたある日、婦人科でも皮膚科でも「特に問題はないですね」と言われて途方に暮れていたわたし。ところが、皮膚科の女医さんが何気なく口にした一言が、運命を変えるきっかけになりました。
「尿漏れには、膣HIFUも選択肢のひとつよ」
……ち、膣にHIFU?え、まさかそんな治療があるとは。
戸惑いながらも、膣HIFUの世界に足を踏み入れることになったのです。
膣HIFUってなに?
膣HIFU(ハイフ)とは、「高密度焦点式超音波(High-Intensity Focused Ultrasound)」のこと。膣内に特殊な機器を挿入し、超音波を照射して粘膜層や筋層に熱刺激を与えることで、コラーゲンの再生や引き締め効果が期待できるそう。
✦ こんな人に向いている治療法
- 尿漏れが気になる
- 膣の乾燥やゆるみに悩んでいる
- 婦人科系の手術は避けたい

それでも、何とかしたい!って人におすすめだにゃ!
✅ メリット
- 日帰りOKで、施術時間は20〜30分
- メス不要・ダウンタイムほぼなし
- 継続すれば効果持続が期待できる

良くも悪くも、施術したことは周りからはま~ったく分かりません
⚠️ デメリット
- 保険適用外(自費診療)
- 効果には個人差あり
- 妊娠中や婦人科疾患がある場合はNG
- 施術前に婦人科検査(おりもの・子宮がんなど)が必要
ドキドキの初体験レポート
▶︎ スタートは皮膚科の受診から
外陰部のかゆみと乾燥で皮膚科を受診したときのこと。思いがけず「尿漏れの治療法」として膣HIFUの話が出ました。「え…まさか膣に超音波を照射するの?」「痛いの?」「本当に大丈夫?」と不安MAX。だけど、婦人科でも異常なし。皮膚科でも根治はできないという状況の中、「この、いまの現状をどうにかしたい!」という気持ちが勝り、チャレンジを決意。
▶︎ カウンセリング
まずは、専門クリニックでカウンセリング。医師・看護師ともに、実際に施術経験がある女性だったのがとても心強かった!
説明もわかりやすく、「不安なのはみんな同じ」という空気感に、少し安心。勢いのまま予約完了。
初施術:2024年夏
当日は、スカートを着用していたので術衣への着替えもなく、そのまま施術へ。
病院では、「ECHINA-S(エキナS)」という膣HIFU装置を使用しました。膣内にハンドピース(直径3〜4cm程度)を挿入し、くるりと一周するように超音波を照射。施術時間は約20分。
初回だったので、照射レベルはやや低め。
「ちょっと温かいかも?」くらいの感覚で、強い痛みはなし。施術後も1時間ほどで違和感はおさまり、日常生活にも支障はなし。
※一時的に尿漏れが悪化する場合があるそうですが、私の場合はとくに問題ありませんでした。
経過観察と2回目施術へ
ドキドキしながら初回の施術を終えたのですが、実は期待していたほどの効果は感じられませんでした…。医師からも、初回よりも2回目以降のほうが効果が高いと聞いていたのと、照射レベルが低めだったので、術後の違和感が少なければ2回目も受けた方がいいかもしれない、と言われていたので、3ヶ月後に再施術を決意。
▶︎ 2回目:2024年冬(照射レベルUP)
今回は、出力をワンランク上げてチャレンジ。同じ看護師さんが担当してくれて、精神的にも安心。
体感としては「お尻の奥から、じわ〜っと熱い感じ」。わたしの個人的な感覚は、「豚の丸焼きにされてる気分」(笑)。ただし、我慢できないほどではありませんでした。

術後、くしゃみ時の尿漏れが劇的に改善!現在も6ヶ月以上その効果は続いています。
気になるお値段は?
- カウンセリング:3,300円
- 再診料:1,100円
- HIFU施術:40,000円 × 2回
👉 合計:約85,000円
安いとは言えませんが、あの頃のつらさを思えば「やってよかった」のひと言。
症状に悩んでいた自分に、「こういう選択肢もあるよ」と教えてあげたくなりました。
おわりに
更年期の不調は、「見えにくい・言いづらい・わかってもらえない」の三重苦。
でも、だからこそ「自分の体に向き合うこと」がとても大事なんだと思います。
もし、同じような悩みを抱えている方がいるなら、この体験が少しでもヒントになればうれしいです。
わたしの更年期との付き合いは、まだまだ続きます!