私の祖父母が京都に住んでいたので、秋の京都が素晴らしいことは知っていましたが、
なかなか宿が取れないこともあり、私は行くことはないだろうと思っていました。
しかし、京都近郊に住んでいる職場の先輩が、一緒に京都行く?と
ありがたいお誘いをしてくれたおかげで、秋の京都が実現することに。
しかも先輩による京都観光付き。
ということで、2021年に巡ってきた秋の京都を備忘録がてら、紹介したいと思います。
(追記)2021年以降、数年連続して秋の京都に行きましたが、この時の紅葉が一番でした。
![銀閣寺境内図](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC03961-800x533.jpg)
![東山慈照寺(銀閣寺)](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_4627-800x1067.jpg)
まず最初は言わずと知れた銀閣寺。
銀閣寺の正式名称は東山慈照寺と言います。
室町時代の1482年、室町幕府八代将軍 足利義政により建設開始。
かの三代将軍 足利義満の金閣寺に影響された、と言われています。
![](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC03972-800x533.jpg)
銀閣寺と呼ばれているのは、この観音殿銀閣に由来するものだそうです。
こちらは国宝並びに1994年にユネスコの世界文化遺産に登録されている建物です。
東山文化発祥地とも言われ、どっしりとした佇まいと、庭園とのコントラストが
優雅な雰囲気を醸しています。
銀閣寺を見た後は、哲学の道を通って次の見どころに向かいます。
次に紹介するのは永観堂。
永観堂は、正式名称は永観堂禅林寺と言い、古くから「もみじの永観堂」として
全国に名が知られています。
ここは、紅葉だけでなく、「みかえり阿弥陀」とよばれる仏様が鎮座されている
場所としても有名です。
![永観堂南門](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04060-1-800x533.jpg)
![永観堂本堂](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04044-1-800x565.jpg)
もちろん紅葉はすばらしいですが、個人的には本殿を歩くときに掲げられている
五色の布と建物と紅葉とのマッチングが美しく、写真を撮るのにも力が入ります。
![もみじの永観堂](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04058-800x533.jpg)
すぐ近くには南禅寺と円山公園が。
永観堂の近くには、水道橋で有名な臨済宗の大本山でもある「南禅寺」もあります。
ここは、水道橋とのマッチングが良いのか、着物姿の若者がたくさんいました。
パステルカラーの着物や、三つ編みにしてビーズを散らしたような髪型など、
モダンな着こなしの方がたくさんいらっしゃいました。
(人が多すぎたので、写真は3年前のものを使っています)
南禅寺の開創は1291年。途方もない月日が流れているのですが、いくつか回っていると
段々月日の間隔が麻痺してきます。
![南禅寺水道橋](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_2354-800x1067.jpg)
![円山公園を抜けて](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04076-800x533.jpg)
南禅寺から、てくてくと円山公園を抜けて、目指す場所は・・・
一度は行きたい、清水寺。
清水寺は、正式には音羽山 清水寺といい、開創はなんと778年。
今からなんと1200年も前から存在しているんですね。
庶民に親しまれ、「清水さん」と呼ばれるっていうのも、なんだか納得。
![清水寺三重塔](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04086-800x1200.jpg)
![清水寺全景](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04105-800x533.jpg)
清水の舞台がある本堂は、銀閣と同じく国宝でもあり、世界遺産でもあります。
本堂の奥から聞こえる鐘の音、なんか聞いたことあるんだよなぁ~と思っていたら、
毎年、紅白の後に必ず見る「ゆく年くる年」で聞こえてくる鐘の音でした。
そういや毎年清水寺中継してた!と思い出して、清水寺に来た!という
実感が急に湧きました。
![](https://nakuwa-work.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC04079-2-800x533.jpg)
帰りは茶わん坂を下りて清水五条駅から帰宅します。
清水寺、結構歩きます。お店もたくさんあるし、人もたくさんいるので
進む速度は遅いです。
ちょっと残念だったのは、私が京都に行くときに必ずお土産にしている
阿闍梨餅の満月の産寧坂店が、2020年6月21日をもって閉店してしまったこと。
京都駅での入手がますます困難になっちゃいます・・・