私たち共働き夫婦が注文住宅を建てるまでの体験記の第2回。最初に住んだURマンションは快適だったけど、数日留守にするとカビが…!そんな時図書館で出会った一冊の本をきっかけに、運命の建築士&工務店との出会いが訪れたのでした。
夫婦共働きで20年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。
私が第一子を妊娠した際に、義母と同居することを前提に、義母が住んでいる家を建て直して二世帯住宅を建てることに決めました。その当時に悩んだこと、考えたこと、良かったこと連載形式で紹介していこうと思います。これから家を建てようと思っている人の参考になれば幸いです。今回は第2回目、工務店選び&本当に建てたい家って?です。
最初の暮らしはUR(公団)の新築マンションから
結婚してから住み始めた家は、UR(公団)で見つけた新築マンションでした。
駅からバスで20分ほど離れた場所でしたが、角部屋で川のそば。景観・展望が良くて、近くにスーパーや公園もあり、夏には花火大会も混雑せずに観られるという、まさに“知る人ぞ知る穴場”。
実際に住んでみても、土地勘のある個人タクシーの方々の自宅が点在していたりして、
「あ、やっぱりここ良い場所だったんだな〜」
と思えたものでした。
ただ、一つだけ、残念な点が…。
断熱性が高すぎて、逆にカビが…?
それは、
「断熱性が良すぎて空気がこもり、カビが生える」こと。
旅行などで数日間家を空けると、換気が悪いせいなのか、一部の部屋にカビが発生してしまうのです。
真夏に旅行で1週間ほど家を留守にしたときのこと。
寝室として使っていた和室の畳に、緑っぽいカビ?がびっしり…。

帰宅してそれを見た時はショックで、その夜は消毒が終わるまで寝られなかったにゃ…
この経験から、
新しい家では、「適度な断熱性と換気の良さ」を重視しよう!
という思いが強くなりました。
一冊の本が、私たちの家づくりを変えた
そこで私は、断熱材についてもっと理解を深めようと思い、図書館で借りたのがこの本でした。
※当時読んだ本からリニューアルされている内容です。
この本を読んで、断熱材ってすごい効果があるんだな!と思ったのと同時に、

断熱材だけで本当にこんなに住環境が変わるの~?眉唾…
と思ったのも事実。そんな話を夫婦でしていたところ、相棒がこんな一言を。

「この本を書いた人に、直接会いに行ってみない?」
恐る恐る電話をかけてみたところ、「いつでも(現場に)来てください」とラフな回答。
自宅から車で行ける距離にショールームがあるということで、なんと直接お会いできることに!
実際に会ってみたら…フツーのおじさん(すみません)
正直、著者の方は思っていたよりも「普通のおじさん」👨(失礼!)で、お話された内容も書籍に書いてある通り。
ショールームといっても、見た目は「フツーの家」でした。
(もちろん、断熱材を実際に触ったり、壁に詰められている様子が分かる場所もありました)
でも、驚いたのはその行動力。
相談した直後に、すぐに建築事務所と工務店に連絡を取ってくださって、ショールームに呼んでくれたのです。まさかいきなりそんな話になるとは思っていなかったのでびっくり。
でもそこから、まさかの“運命の出会い”につながっていくとは…。
この時に紹介されたのは、これから先、ずっとお世話になる次の2つの会社だったのです。
🛠️ 家づくりを共につくる安心感。クオリスさん

言いたいことがきちんと伝わる現場。細やかな対応が嬉しい工務店さんです。
設計と施工がきれいにつながる、理想の家づくりパートナーです。
一冊の書籍で人生の大きな決断を…?

今思うと、一冊の本で数千万の家を決めようとしたうちらもなかなかのタマだにゃ…(笑)
若さゆえか、私の天性の“動物の勘”が働いたのか…。
「これしか私たちの未来はない!」と本気で思ったあの頃。
とはいえ、ひとつの情報を鵜呑みにしないことの大切さも、しっかり理解していました。
プランは複数比較!信頼できる建築士にも相談
紹介された建築事務所とは別に、友人の紹介で有名な建築士さんにも依頼し、
私たちの家づくりプランをそれぞれ提案してもらうことにしました。
家族が「自然体」で過ごせる家にしたい
家を建てる上で、私たちが大事にしたかったこと。
それは、「家族が自然体で過ごせる家」であること。
でも、それってすごく抽象的。
だからこそ「どんなふうに過ごしたいか?」を場所ごとに具体的に考え、以下の10項目に分けて希望を整理しました。
🔍 希望を洗い出した10の項目
- 家全体
- 玄関
- 台所
- 洗面所
- 風呂・トイレ
- リビング・ダイニング
- 外構
- 階段
- 寝室
- 子供部屋
👪 たとえば、こんな意見が出ました
- 夫のこだわり:
コンセントの位置と数(床から40cmで3口)、LANケーブルやTVモジュールを各部屋に設置。 - 私の希望:
二世帯なのでキッチンは2か所。
ただし水回り(洗面・風呂)はコストダウンも考えて1か所に。
トイレには観葉植物を置ける棚が欲しい!できれば壁埋め込み式で。 - 義母の希望:
寝室と水回り・トイレの距離が近くて車いすでも動きやすいこと。
収納はある程度しっかり確保してほしい。
家づくりは、「暮らしの棚卸し」
こうして私たちは、今までの暮らしの不満点や改善点、理想の暮らし方を一つずつ洗い出しました。
そして、このリストを元に、2つの建築事務所にプランを提案してもらうことに。
それぞれがどんなアイデアを出してくれるのか、ワクワクとドキドキが混ざった瞬間でした。
📌次回は、それぞれの建築士から出てきたプランの比較と、私たちの最終的な選択について書いていきます!
▶【第3回】はこちら(準備中)
※リンクは記事公開後に設置予定