自分が子供にできること

家族 子育て

結婚してから、幸いなことに子供にも恵まれ、親になって十数年。
「這えば立て、立てば歩めの親心」とは本当によく言ったもので、

自分のお腹に命が宿ったときは、無事に産まれてきて欲しいと願い
無事に産まれたら産まれたで、元気に育って欲しいと願い
元気に育ったら育ったで、誰よりも秀でて欲しいと願う
親ってエゴですよね。

生まれたての我が子を、看護師さんから「お母さんですよ」と受け渡されたとき、
あまりのかよわさとはかなさに思わず手を引っ込めてしまった、ママ1日目。

右も左も分からない子育ての中、アトピーやら食物アレルギーやら
小児喘息やらと持病オンパレードの我が子に胸を痛めていたママ3年目。

「小1の壁」を打破するべく、学童や親の助けを最大限に利用して、
仕事と育児の両立をなんとか図ろうと画策していたママ6年目。

習い事が嫌で、嘘をついてサボっているのがばれ、いたたまれなくて
初めて家出をした子供を、どきどきしながら家で待っていたママ12年目。

それぞれのタイミングで、親として悩み、子供にとって最善と思える道を
選ぼうと努力してきました。

でも、私は親としての一番の努めは、
「社会に還元できるような大人にする」ことだと思っています。

具体的には、次の2つです。

●衣食住を満たし、養護して伸び伸びと育てること。
●自分で納得した人生を選び取る力を身につけさせ、自活できること。

なんか、どっかの指針みたい笑

一つ目は、多少ハンデを負っていたのにも関わらず、本人の努力と周囲の助けで
なんとか乗り切ってきたと思います。ほんと良く育ってくれた。

あ~よかった、これで子育て終了~としたいところですが、目下の問題は二つ目。
これに関しては、臨界期があるようなので、伝える時期と内容とが
非常に難しい。※学習や行動変容に適切な時期があること

私も若い頃を思い返してみると、「大人って人生語るの好きだなぁ~」
というイメージがありました。
でも内容全然覚えていないってことは、自分には全く響いていなかったみたい。
実際、自分が親になってみると、語っていた大人の気持ちが分かります。
皆さん、私によりよい人生の選び方を指南してくれていたんですね。
ありがたや。

とくとくと人生を語っても我が子には響かないのであれば、
実践で体得するのが一番なのかもしれませんが、
受けるダメージと、得られる経験値が未確定な分、リスクが大きい気がします。
(ロールプレイングゲームの概念って、ほんとうまくできていると思う。
 メタル系スライムに会う秘訣があったら、教えてもらいものです)

結局自分が子供にできることって、今を楽しく生きている姿を
見せるしかないのかもしれません・・・。
人生って色々努力したらこんなに楽しいんだよ、っていうちょっと先の未来を。
適切に関わって、ウザがられないように鋭意努力中です。。

将来的には自活(=一人暮らし)をさせたいらしいにゃ。

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