2021年に巡ってきた秋の京都旅、二日目の行程を紹介します。
今日の天気はあいにくの雨でしたが、雨の京都も風情があります。
本日の最初の見所は、二条城。
二条城は1603年に徳川家康が作った、言わずと知れた徳川の権威の象徴です。
国宝でもある二の丸御殿以外に、かの「大政奉還」が行われた後に移築された
桂宮御殿でもある本丸御殿、明治天皇が行幸する際に大改造した本丸庭園、など
たくさんの見所があります。
園内はカフェなどもあり、ゆったり散策しても良さそう。
今回、諸事情があり私は二の丸御殿には入らなかったのですが、
大広間には将軍の威光が感じられるようなふすま絵の構図だったり、
来訪者用の部屋には、徳川の権力の大きさを示すような虎の絵があったり、
有名なうぐいす張りの廊下だったりと、徳川の権威の深さが至るところで
体感できる場所です。
次に訪れたのは、マールブランシュ北山本店。
今回の旅で私が是非行きたかった場所がマールブランシュ北山本店です。
マールブランシュは焼き菓子でも有名ですが、生ケーキが食べられる店舗が
いくつかあります。
一応お菓子作りを趣味としている自分としては、美味しいケーキを食べることは、
学びと楽しみが共存した大切なイベント。
入り口は可愛らしいクリスマスの飾付けになっていて、入る前からテンション上がります。
お菓子作りが趣味なので、勉強を兼ねてケーキを食べる機会は多い方です。
でも、高級な材料をこれでもかと使って味のバランスが取れていなかったり、
チョコケーキにチョコペーストのせて、チョココーティングしている、、とか
食べていると胃もたれするようなお菓子が結構多い中で、
ここのケーキは見た目が素晴らしいだけでなく、中身もすごく凝った作りになっていて、
食感や質感のバランスもすばらしく整っているんです。
持ち帰りで生ケーキを食べたことは何回かありますが、店内で食べたのは初めて。
店内も素敵な作りになっていて、美味しくケーキをいただきました。
やっぱり絶品でした~。
腹ごなしがてら寄ったのは、陶板名画の庭。
ケーキでお腹も気持ちも幸せになった後は、すぐ近くにある名画を見に行きます。
ここ、京都府立陶板名画の庭は、名画の美しさをそのままに再現した
丈夫な陶板画を安藤忠雄氏設計の施設に展示するもので、
屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園です。
ミケランジェロの「最後の審判」や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、
かの有名な絵画が原寸大の陶板画で展示されています。
しかも屋外という開放的な空間で展示されているので、ゆったり楽しめます。
雨だったせいか、人があまりいなかったので、ネットで検索した解説を見ながら、
じっくり名画を鑑賞することが出来ました。
本日最後の見所は、京都タワーと京都駅イルミネーション。
外が暗くなってからこそ、見に行くべき場所があります。
それは京都タワーと京都駅ビル。どちらも美しくライトアップされていて、
それはそれはとっても綺麗です。
京都タワー、昼間だとまぁそんなに目立つというイメージはないのですが、
夜は別格です。夜の暗闇にひときわ輝く白い塔。白さが半端なくて綺麗です。
そして京都駅ビルの大階段。階段のLEDライトが音楽に合わせて点灯します。
今の時期はクリスマスバージョンなんかもあって、とても綺麗です。
カップルもたくさん見ていました。
大階段の横にはエレベーターがあり、そこから10階に行くと、
空中経路という通路に行くことが出来ます。
この空中径路は、京都駅ビルの大階段から見上げると、
まるで関係者しか通れない工事用通路のように見える無骨な通路なのですが、
ここから見える京都タワーと京都の街並みはなかなか見ることができない景色です。
(しかも無料で通れます)
この通路にもLEDライトによる点灯イルミネーションを行っていて、
今の時期はクリスマスバージョンなのか、赤い色のイルミネーションでした
駅ビルを探索すると、至る所がライトアップされていて、カップルがたくさんいました。
憧れの駅ピアノにも巡り会えて感動!
今日もたくさん歩きました。明日はどこに行こうか。