三世帯同居のすゝめ

生活の知恵

夫婦共働きで20年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。

今回は、三世帯同居で生活しているわが家の嫁・姑関係についてまとめてみようと思います。

1.家族構成について

我が家は三世帯住宅です。家族は次の5名+α構成です。

とみぃ(夫)
なくわ(自分)
とみぃの母(義母)
子2人
猫1匹

リヤン
リヤン

私も家族の一員だニャン!

2.義母と同居を決めたきっかけと時期

もともと、夫と結婚して家を持つことになったら、義母が住んでいる住宅を取り壊して
同居するんだろうと漠然と思っていました。
その後私が妊娠・出産後に職場復帰して働くことを決め、
保育園に預けることを決めた際に、二人で住んでいた町での待機児童が
えらいことになっているということ、
子供が持病持ちで何かあった時にサポートしてくれる人が必要だということで、
義母にサポートしてもらうことを同意していただいた上で急遽家を建て、
同居することになりました。
同居開始日は、子供の保育園入園に合わせ、3月中旬からでした。

にゃくわ
にゃくわ

当時、夫婦で住んでいた場所の待機児童、
倍率20倍とかで、普通の共働きじゃ入れないって
言ってたにゃ…

3.同居に当たり決めたこと

・子供の急な病欠や呼び出しについては、全面的にサポートしてもらうこと

・食事の分担(朝ごはんは私、夜ご飯は義母。休日は私が全て担当)

・子供に関する判断(教育、病気等)については、私たち夫婦が全て決めるということ

・生活に関わる費用は、全て私たちが支払う(ただし、毎月決まった額をもらう)

・月に1回は家族会議を行って、お互いの価値観のすり合わせをすること

・年に1回、家計の収支報告をすること

4.同居に当たって周囲から言われたこと

同居をする/している、という話をしたときの周囲の反応はこんな感じでした。

実母
実母

食事の問題は重要だから、必ずキッチンを2つ作った方がいいわよ。

友人A
友人A

私は同居なんて無理だわ~。よくやるわね~。

近所の人
近所の人

同居って大変よね~。
絶対何か揉めたりしたでしょ?

私個人的には、確かに違う環境で育った大人同士だから、
きっと何かしらの揉め事が発生するだろうとある程度腹をくくっていました。
でも話し合えばわかるだろう…程度の楽観的な感じで思っていました。

にゃくわ
にゃくわ

結局、お互いの気持ちを言い合えるような
関係性が一番大事だってわかったにゃ!

5.気を付けていたこと

私は結構主張が強い方だと思うので、自分のやり方が絶対正しい!と言い張らないよう
気を付けるように心がけてました。
義母は、子育てはもちろん、たくさんの経験を積んできた人生の先輩です。
まずは相手を尊重し、尊敬の念を持って接することを心がけるようにしました。
ただ、夫には「何か揉めた時は、必ず私の味方でいてね!」とお願いはしておきました。

おっと
おっと

でも、実は自分と母が揉める方多いかも。
ヒートアップしそうな時は、まぁまぁ…って
ときどき仲裁に入ってもらってるよ。

6.一緒に暮らして良かったこと

正直、一緒に暮らせて良かったことしかないと言っても過言ではないと思うのですが、
特に次の6つです。

1)保育園、小学校対応

朝晩の送り迎えや、子供の急な発熱、病欠の時は全面的に協力してくれました。
病院や各種行事などは、もちろん私たちが全面的に責任を持って行いますが、
日々の細かな対応は、本当に助かりました。今でも感謝の気持ちしかないです。

2)夜ご飯の支度

急な残業や飲み会など、会社勤めならではのイレギュラーな事態があった時も、
夫や子供の夜ご飯の心配をしなくてよい、というのはかけがえのない安心材料でした。
人よりたくさん仕事して、出世してやろうとかの向上心はほとんどなかったので、
(というかあっても、当時は職場復帰した女性の扱いが軽かったので無理でしたが)
基本的にはほぼ定時で帰宅しておりましたが…。

3)家事関係

洗濯物の出し入れ、ゴミ捨て、風呂掃除等など家仕事って思ったよりも多いです。
常日頃から義母が気を付けてくれているので、週末にうんざりすることもほとんどなく、
子供との時間を楽しむことができていました。

4)多様な食習慣

私が得意とする料理と、義母の得意とする料理は異なります。
特に義母が作る煮物や、梅干し、らっきょうなどの保存食品などは、
市販ではなかなか味わうことのできないものなので、
私はもちろん子供たちの味覚を育てる上で大きな助けになったと思います。

5)子育てのアドバイス

基本的に教育に関しては、親である私たちが考えて方向性を決めていくようにしていましたが、
それでも悩んだ時には、義母のアドバイスを受けることもありました。
人生経験を積んだ先輩からの言葉は、やっぱり重みが違いますし、
思い込みや独りよがりの考えを正すきっかけになることが多かったです。
人は、人と関わって育つんだな…としみじみ感じます。

6)近所づきあい

日頃は私たち夫婦は家にいないので、ご近所づきあいは義母が全面的に請け負って
くれていました。
そのおかげで、町会や役所関係のやりとりもスムーズで、
事あるごとに義母のすごさを感じました。

以上、良かったとこだらけなんですが、正直義母がいなければ、
共働きなんてきっとできなかっただろうと断言できます。

にゃくわ
にゃくわ

おかあさんには足を向けて眠れないほど
感謝、感謝の気持ちでいっぱいだにゃ!

7.一緒に暮らして不便だったこと

私はほとんど不便だったことがなかったのですが、他の人の話を聞いて敢えてあげるなら
「価値観の違い」ほぼこれに尽きます。
特に揉めるのは、教育方針や、食事概念の違いのようです。
小さい頃にガムや飴等のお菓子を与えたくない親と、お菓子を与えたがる
ご両親との対立は良く聞きますし、
私立・公立校の進学や習い事で両親が介入して揉めることもあります。
我が家は義母が人の話をよく聞いてくださる方だったおかげで、
こういった価値観を度々すり合わせることができたので、
大きな揉め事になったことはないです。

おっと
おっと

一つ上げるとすれば、金銭感覚の違いかな…
一緒に暮らし始めた直後、母が値札を見ないで
物を買っていたことを知ってのけぞったよ。

にゃくわ
にゃくわ

家族で月の予算を決めて支出のすり合わせをすることで、
少しずつ私たちの金銭感覚に寄せてもらったにゃ。

8.結論

結論として、正直、義母が一緒にいてくれなければ、今の家族、今の自分はなかった!と
断言できるほど、一緒に暮らしてくれてありがたいと本当に感謝しています。
私がそう思えたのはひとえに、義母が素晴らしい人だからとは思うのですが、
我が家が特別じゃなくて、もっともっと3世帯同居を選ぶ人が増えてしいと思っています。

なんだかんだあっても、やっぱり共働きの家事育児は大変です。
夫婦二人でしっかり支えられるほど、制度も整っていないし、体力にも限界があるから。
最近は家事代行サービスも増えてきているようですが、この安心感は、
やはり同居でないと得られないものだと思います。
各ご家庭で色々な諸事情があるとは思いますが、これからの共働き世代、
3世帯同居という選択肢、候補に入れてみませんか。

タイトルとURLをコピーしました