このブログを読むのにオススメな方
中学2~3年生のお子さんがいる方で、これから塾を検討している方
高校受験の全体的な費用を把握して、なるべく節約して受験を乗り切りたい!と思っている方
夫婦共働きで20年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。
先日、2人目の子どもが無事、第一志望の公立高校に合格することができました。
以前、1人目の子どもの時の受験費用についてまとめましたが、それと比較しながら
受験するまでにかかった費用の総額を再度まとめてみようと思います。
1人目の時の通塾費用の内訳はこちらの記事に掲載しています。
前提条件~
通塾期間 中学2年生の1月から 中学3年生の2月まで(合計14か月)
志望高校 公立高校(併願校として県内私立高校を1校、都内私立高校を1校)
1.塾に通うまで
1-1.通塾のきっかけ
1-2.塾の選定
2.実際に塾にかかった費用
2-1.通塾費用(中学2年1月初旬~中学3年2月末まで)
2-2.期間限定講習、特別講習費用
2-3.外部模試費用(北辰テスト、検定代および電車賃含む)
2-4.参考書費用
2-5.受験費用、及び延滞料金
2-6.その他かかった費用
2-7.総額
3.まとめ
1.塾に通うまで
1-1. 通塾のきっかけ
1人目の子どもは中学校1~2年生の時にCOVID-19の流行とぶつかり、学校に通わせられない期間が半年近く続きました。
そのため、早めに受験対策をしようと中学2年の冬休みより塾に通わせたのですが、これがドンピシャ。費用的にも、本人のやる気上昇スピードにも合致していたことから、2人目も同じ時期から通わせようと考えていました。
1人目と大きく違うところは、2人目が所属していた部活動がかなりハードだったこと。
平日は毎日、土日はほぼ他校との試合、長期休暇中は県外への遠征も常時ある環境で、試験前の一週間以外は勉強時間はほぼ取れていない、という状況でした。
塾に通わせることも躊躇うほどのキツキツのスケジュールでしたが、なんと本人から「塾に通いたい」という打診を受け、中学2年の冬休みから入塾するために塾の情報を入手し始めました。
1-2. 塾の選定
塾を選定するに伴い、近所にあるいくつかの塾についてリサーチしました。
リサーチに伴い重要視したのは次の項目。
・授業形態(個別指導 or 集団指導)
・実績(過去の進学実績)
・費用(入学金、月額料金、テキスト代、その他諸費用)
・立地(周辺の交通状況、家からの距離、駐輪場等)
・子供の知り合いが通っているかどうか(モチベーション維持のため)
上記の内容を元に3つの塾に絞り込み、年間費用試算をしたのが次の表です。
回数 | A塾 | B塾 | C塾 | ||
授業形態 | 集団 | 個別 | 集団 | ||
入塾料 | 回 | ー | ー | 22,000 | |
授業料 | 月額 (週3) |
集団 | 36,190 | 39,400 | |
5科目 | 個別 | ー | 54,600 | ||
教材費 | 月額 | 4,492 | 11,800 | 3,025 | |
テスト費 | 月額 | 4,492 | 3,500 | 3,025 | |
施設維持費 | 月額 | 3,080 | 2,600 | 2,090 | |
その他 | 月額 | 220 | |||
合計 | 集団 | 48,254 | 69,540 | ||
個別 | 72,720 | ||||
消費税込 総額(円) |
53,079 | 79,992 | 76,494 | ||
年間総額 (円) |
636,948 | 959,904 | 627,528 |
さらに知り合いによるクチコミ、各塾の求人情報などを加味して、
費用的にも、指導内容的にも納得度が高かったC塾に決定しました。
※ちなみに1人目の時には、講師の雇用形態を重要視して塾を決定しましたが、2人目の時は、クチコミを最重要視しました。似たような教育思考を持っているママさん複数名にリサーチして、一番評判が高いC塾(実は近隣に2つ校舎があって、より評判がいいT校舎)に決定!

紹介制度なんかもフル活用して、更に数千円~1万円ディスカウントしてもらったにゃ!
2. 実際に塾にかかった費用
色々な検討を経て、ようやく塾は決まったのですが、
気になるのはやはり費用です。具体的な金額を次の7項目に分けて紹介します。
2-1.通塾費用(中学2年1月初旬~中学3年2月末まで)
前期分(1月~2月):入学金、諸費用込み 83,490円
当期分(3月~2月):教材、塾内模試、諸費用込み 582,180円
通塾費用合計:665,670円
通塾費用は、月々の授業料の他に、施設代や塾内模試代などが半年単位で上乗せされることが多いです。なので、授業料以外の経費も考慮にいれる必要があります。

冬休みから1月あたりまでは、割引額が多かったからあれ?思ったより安い?って楽観視しがち…
中3のカリキュラムになるとがっつりお金かかるにゃよ~
習う教科が増えると、教材費も費用に上乗せされます。
逆に設備費や塾内模試の費用は、教科数に関係なく費用がかかります。
2-2.期間限定講習、特別講習費用
春期講習費用( 3~4月): 79,530円
夏期講習費用( 7~8月):173,030円
特別講習費用(9~12月): 85,800円
冬期講習費用(12~1月): 76,450円
期間限定講習合計:414,810円
塾を選定する際の試算では入れていなかった、期間講習(春期、夏期、冬期講習)や
進学先の高校タイプ別の特別講習費用(英語、数学の2科分)の費用です。
あまり表に出てこない額なので、通塾してから高っっ!!て思うこともしばしば…

夏期講習は2か月近く毎日通塾することになるので費用が高騰しがち…。
でも夏休みの学力の伸びしろが大きいのも事実✨
学校選択問題を採用する上位進学校を選んだ場合、特別授業を受けるようオススメされると思います。でも、それって全部の教科で必要…とは限りませんよね。
※我が家は5科ではなく、学校選択問題の教科である英語と数学のみ受講しました。
2-3.外部模試費用(北辰テスト、検定代および電車賃含む)
■北辰テスト
7月~11月の5回分は塾にて一括支払い。:4,950円×5回=19,800円
6月、12月の2回分は個別支払い。 :4,950円×2回= 9,900円
■各種検定
受験費用 :10,400円(英検、数検 各1回)
交通費は各回500円前後。 :500円 ×9回= 4,500円
外部模試費用合計 44,600円
埼玉県では、外部模試として北辰図書という業者が行っている北辰テストが私立高校の推薦を獲得する際の学力判定基準として認定されています。
この模試、25年以上前から埼玉県特有である模試で、一昔前は、私立高校も公立高校もこの模試で判定される「偏差値」で志望校を決定していました。
その後、調査書などでの学校評価(内申点評価)が重視されて、以前よりは「偏差値偏重」傾向が和らいできたとされています。
ただ、北辰テストで算出される「偏差値」は、県内では志望校を決める指標として有用かつ手軽ということで、私立高校ではこの数値を元に学力判定基準の数値として
今も活用されているようです。
1人目と違い、2人目は自分がやりたい部活動がある県内公立高校を希望していたこと、また、できれば進学実績が高い高校を目指したいという本人の希望があったことから、私立高校の滑り止めとしてだけでなく、自分の学力の伸びの判定基準として受験していました。
この北辰テスト、中学1~2年は年1~2回実施されますが、
中学3年になると年に8回実施(4月~翌1月)します。


埼玉県内で高校受験を考えている中学生は、ほとんど受けている有名な外部模試だにゃ~

実際に私立高校の受験で使う場合は、第〇回から・・・などと高校によって基準が異なるから注意だよ!
北辰テスト以外に、英検、漢検、数検なども受ける場合は別途費用がかかります。
高校に提出する調査票欄に、検定に関する加点がある場合は、検定受験も有効な手段です。
私立高校の自己推薦材料として使える北辰テストは、実は7月や9月からの回ということが多いです。私立高校の基準を説明会などで確認して、効率的にテストを受けることをお勧めします。
我が家は部活動に全力で取り組ませてあげたかったため、北辰テストは2回目から、検定も中学校2年の冬休みから、、とゆっくりスタートでした。
2-4.参考書費用
検定用参考書 :1,100円
私立高校過去問題集 :1,500円
参考書費用合計:2,600円
問題集は、そのほとんどが学校や塾で購入したものだったので、ほとんど購入していません。
英検や数検の範囲が高校の範囲も含まれていたため、過去問を購入した程度です。
既に検定に合格した友人から参考書や過去問を借りて対策するのもおすすめ。
我が家は検定を受け始めたのが遅かったため、かなり有効活用させていただきました。
2-5. 受験費用、及び延滞料金
受験料 25,682円(県内私立)+23,440(都内私立)+2,530円(公立)=51,652円
延滞料金 10,330円
受験費用、延滞料金合計:61,982円
※端数は手数料を含めた金額
併願校として、私立高校を2校受験しました。
また埼玉県内の私立高校では、一般的に公立高校の合格発表日まで入学を延期する場合、延滞料を支払う必要があります。(学校によって10,000~20,000円前後)。

検定料を払い込むときは、手数料にも注意!
クレジットカードで支払う方が高い場合もあります…
2-6.その他かかった費用
学校見学および入学説明会(昼食代含む)
2,000円 × 5回= 10,000円程度
その他費用合計:10,000円
学校説明会や、個別相談会※の際の交通費や昼食代です。
基本的にはHPから予約して説明会に行くのですが、場所によっては午後に跨ることもあり、その際は昼食代もかかりました。
※ちなみに個別相談会では、自己推薦という形で合否に関わる判定をしてもらえます。
その際、学校によって定められている一定の基準(内申点+偏差値+α)を クリアすると、合格の確約がもらえるという仕組みです。つまり、受験さえすれば、合格がもらえます。
(埼玉県独自の制度っぽいです)
2-7.総額
塾に実際にかかった費用まとめ
通塾費用合計 :665,670円(+ 77,550)☜1.1倍
期間限定講習合計 :414,810円(+137,610)☜1.5倍
外部模試費用合計 :44,600円 (+ 920)
参考書費用合計 : 2,600円 (▲ 4,900)
受験費用、延滞料金合計:61,982円 (+ 36,782)
その他費用合計 :10,000円 (±0)
総合計 :1,199,662円(+247,962)☜1.3倍
※1人目の時より、約25万円多い!
なんと、1人目のときより25万も多く費用がかかっていることが分かりました。
原因としては、併願校が増え、延滞金が追加されたという要因だけではなく、塾の費用、特に塾と契約する初期には、費用として表に出てこない期間限定講習のインフレが甚だしい感じです。

契約する時には提示されなかった、期間限定の講習分だけで数年前の1.5倍って、ぼったくり過ぎじゃないの??
3.まとめ
以上、高校受験に関する塾の費用をまとめました。
1人目のときは教育費が100万かかることに驚愕しておりましたが、数年後はさらに費用がかかる結果になってしまいました…。教育費のインフレはどこまで続くのでしょうか💦
ちなみに2人目は、やりたい部活動がある高校に行く!という非常に明確な目的意識があったのと、夏休み前までは部活動が忙し過ぎでまとまった勉強時間が取れないという制約があったため、
「世間体」や「周囲の友人のレベル」などに左右されずがむしゃらに勉強していました。
結果、塾にいくメリットでもある
・私立高校や公立高校の受験情報
・外部模試や校内模試の結果に対する志望校選定アドバイス
・内申点をアップさせるためのノウハウ
・自由に使える自習室
なんかをフル活用し、無事第一志望の公立高校に合格することができました。
そのため結果的に費用対効果についてはおおむね満足しています。
2回、高校受験を経験した上での節約ポイントなども考察してみたので、これから高校受験のために塾に通わせようと思っている方の参考になれば幸いです。
そもそも埼玉県の高校受験の仕組みが分からない…とお悩みの方は、こちらの記事も是非参考くださいね。