【現役保育士が伝える】こんな保護者はありがたい…

保育士と保護者 子育て

このブログを読むのにオススメな方

保育園にお子さんを通わせている方で、保育園や保育士との関係に悩んでいる方
保育園と連携して、情報をもっと効率的に入手したいと思っている方
※保育士と仲良くなっておくと、子育てについて的確なアドバイスがもらえるのでおススメ!
買い物中や電車の中等、駄々をこねる子どもに使えるネタもたくさん知ってます

夫婦共働きで20年、ゆるわ~くを目指すとみぃずつま、なくわです。
一般企業に勤める保護者として8年近く子どもを保育園に預け
その後保育士資格を取得、5年以上保育士として現場で働いている
私自身の経験から、理想の保護者像についてまとめてみたいと思います。
共働き世帯にとっては、保育園は子育ての強い味方!
子育てのプロである保育士を味方につけて、たくさんの子育てスキルを得てください。
特に今、保育園との関係に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

おっと
おっと

保育士さんは自分の子どもの事をよく理解しているから、
困った時に適切に対処できる方法をたくさん知ってます。

スーパーや電車での困った、を自分の子どもの性格に合わせて即解決できちゃう!

にゃくわ
にゃくわ

現場で働いてから気づいた、「子育て中のあの時に、ああすればよかった..」的な反省も本当にたくさんあるにゃ…

1.送り・お迎え時間を守る

実は、保育士の業界は完全シフト制です。
賃金も安く、保育士不足が叫ばれている現在、一般企業のように9:00~18:00まで…
みたいな定時で働いている保育士は、特別な事情を除いて恐らくほとんどいないと思います。
ほとんどの保育園では、正社員とパートで働く従業員が時間を分けて保育を行う状態。
朝は7:00から、夜は20:00までのような朝夜が早かったり遅かったりする保育園では特に、
一人一人に細かなシフトが組まれており、決まった時間に人が入れ替わります。
(全園児が揃う9:00と、帰宅ピークの18:00以降はシフトの切れ間となりやすいです)

そのため、シフトの切れ間となる時間帯にお迎えに来る保護者が、
5分や10分お迎えの時間が遅れると、既定の時間に帰宅できなくなってしまう要員が発生・・・
予期せぬ残業は、薄利の保育業界では一番嫌がられます。

おっと
おっと

一般企業でも残業は事前申告制だよね~。
それと同じで保育士の急な残業はサービス残業に
なることがとっても多いんだって!

お迎えに早く来たけど、子どもがぐだぐだ帰らないのを放置したり、ここぞとばかりに質問攻めにする親は、もれなく要注意者認定されます。
保育士との良好な関係を築くには、決められた時間のお迎え&帰宅必須アイテムです。

にゃくわ
にゃくわ

もし家や保育園で困っていることがあったら、
園長先生を通じて時間を取ってもらうといいにゃ!

2.洋服や物品の補充、書類の〆切などをきちんと守る

保育園はすごく細かな決まりごとが多いです。
下着や洋服は何着まで、スカートはNG、上着はフード付きNG、紐靴NG等…。
ロッカーに入れられる容量や、安全性の観点で定めているものなので、こまめにロッカーの中身を確認して、補充したり名前の確認をしていただけるととても助かります。
園でも貸し出しはしていますが、親が思っているよりも子どもは、自分の持ち物!ということにこだわりがあるので、何日も貸し出し・・・となると、お友達との関係性もあり、目に見えてしょんぼりしてしまう子もいます。

にゃくわ
にゃくわ

保育士側も、身近な持ち物を通じてお子さんと
会話することが多いにゃ!
新しい洋服とか褒めるととっても喜んでくれるんだにゃ~

また、毎月の予定表(書面で提出したり、アプリで登録したり)、アレルギーのあるお子さんは毎月の献立表のチェック、面談日程の連絡や投薬指示など、提出しなければならない書類を前もって提出してくださる家庭は、信頼度が高くなります。

3.ばんそうこうが不要な程度の傷、虫刺されなどにもおおらか

保育園は、子どもの養護と教育が行われる保育の場。
どの保育園も子どもが安全にのびのびと過ごせる場所を目指して保育を行っていますが、全ての危険性を排除することは難しいです。

例えば、言葉がしゃべれない乳児同士で、持っているおもちゃを取られてしまった時。
咄嗟に手が出たり、口が出たりすることもあります。
子ども同士を離して、負傷箇所を冷やすなどの処置はすぐに行いますが、それでも赤みが残ってしまうことがあります。
肌が弱いお子さんは、蚊に刺されただけで大きく腫れあがってしまう場合もあります。
幼児の場合、30人近くの子どもが一緒に行動すると、身体の動きが大きい子もいたり、どうしても注意力が散漫になったりするので、ぶつけたり転んだりで痣や擦り傷ができることがあります。

おっと
おっと

しょっちゅう他のお子さんを噛む子は、
もれなく先生の間で「ガブ」って呼ばれるらしい…

大切なお子さんをお預かりしている保育園だからこそ、
状況を説明して、保護者に伝えるのは、保育士としてとても気が重い仕事です。
なぜならお迎えで保護者と話せる時間はとても短く、その時間で的確に状況を伝えるのは、とても難しいからです。
また、お子さんに跡や赤みが強く残っている場合は、事実だけが先走りして状況がうまく伝わらないこともあります。

そんな時に、こんな言葉かけをしてくれる保護者はとても信頼できました。

おおらかママ
おおらかママ

大丈夫よ、うちの子丈夫だから!
子ども同士、よくあることよね~

気遣いママ
気遣いママ

いつも気にかけてくださってありがとうございます。
うちの子、肌が弱いんで赤くなりやすいんですが、大丈夫です!

自分の子どもの性格をよく理解していて、よく見ている保護者は、おおらかな対応をしてくださる方が多かったです。
ただ、我が家もそうでしたが、初めての子どもは、どんな動きをするのか全然予測がつかないし、育児も手探り状態なのでついつい心配しがちですよね。
もし、これってどうなの?と不安になることがあれば、是非園長先生や主任の先生に相談してみてくださいね。

4.子どもができることを自分でやらせ、見守れる

ここからは上級編となります。
保育園は年齢別でクラスが分かれていることが多いですが、(マンモス園だと、同じ年代で数クラスあることもある)実は、クラスや発達の程度によって、できて欲しい行動の目標みたいなのがあります。

にゃくわ
にゃくわ

子どもの発達は個人差が大きいから、
個々の成長に応じたゆる~い目標だにゃ!

例えば、分かりやすくて代表的なのが、3歳を過ぎたころに始めるトイレトレーニング。
これは、保育園だけでなく、各家庭の協力がないとおむつが外せないことが多いです。
排泄の自立は「本能」で「勝手」に体得するものではなく、外部からの働きかけによって「自分」が「主体的」に行動することで達成できることだからです。

その時に結構大変なのが、数時間ごとにトイレに促すことだったり、失敗しても怒らない(そしておおらかに自立を待つ)ことだったりします。

トイレトレーニングを始めるタイミングは、多くの保育園では担任の先生が
「ご家庭でもトイレトレーニングを始めてみましょうか…」
とお声がけしてくださると思うのですが、(保育園では、一人一人の排泄の量や時間などを細かく見ているので、担任間で話し合い、ここぞというタイミングでトイレトレーニングを始めます)
その時には是非全力で子どもを褒めてやる気にさせて、おおらかに自立を待ってみてください。

また、0歳児でも保育園では自分でできることは自分でやらせようとしています。
実は靴下や靴の脱ぎ履き、バックを持つ、着替えをするなどは、2歳児になればお手伝いをすればほとんど自分で行うことができるようになっています。
ついつい、まだ小さいから…とできないことにフォーカスしてしまいがちなのですが、保育園では自分でやってみようという気持ちを大切にしておりますので、自分でできることは自分でできるよう、長い目で温かく成長を見守っていただけると、ありがたいです。

にゃくわ
にゃくわ

帰りの支度も、できる範囲で自分でやるように伝えているけど、
靴履かせちゃったり荷物持っちゃったりする保護者多いのにゃ…

5.まとめ

以上の1~4のように、保育士としてありがたい保護者の例を挙げてみました。
実は私が保護者だった時は、ついつい仕事が抜けられずお迎えの時間が過ぎてしまったり、急ぐあまり靴の脱ぎ履きから全部私がやってしまったり…と今考えるとNGだったな…という行動がたくさんあります。

にゃくわ
にゃくわ

当時は仕事と子育てでいっぱいいっぱいで、
先生方とゆっくり話す機会もなかったし、

正直、結構困った保護者だったと思うにゃ…

当時は、なぜ先生たちが困った顔をしているのか(時にはややお怒りなのか)が全然理解できなかったのですが、保育士になってから「これか…」と腹落ちすることが多々ありました。
もし今保護者の立場だったら、保育園のこういった現場の状況を知っておけば、もっと先生と仲良くなって、自分の子どもの様子をもっと違う側面で教えてもらえていたんじゃないかな?と、思います。
※正直、他の保護者の方も、先生方とうまくやっている人はいろんな情報教えてもらっていました。

是非上記の情報をご参考の上、親子ともども楽しい保育園生活を送ってくださいね~。

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